フィレンツェ観光ガイドの裏話。

フィレンツェで働く2人の観光ガイド兼コーディネータが綴る
あれやこれや。 FIRENZE-navi.com 【ブログ版】



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◆フィレンツェで働く2人の観光ガイドが綴るブログは以下◆
コーヒータイムが商談タイム

 

イタリアを訪ねると良い理由 ランダムに

 

地球上どこにいようと、同じ人として、似たような感性をもち、悩みをを抱え、似たように凸凹な人間達がいる中で、単純に習慣の違いやタイプわけをしようと試みるのは、あまりにも短絡すぎる、もしくは言葉が足りない場合があります。太陽のようにギラギラした性格の日本人もいれば、言葉少なのシャイなイタリア人もいるわけです。それだから通じ合える人間どうしでしょうか。それを前置きに、今日は、それでもイタリアで普段何気なく見かける特筆したい側面、イタリアで触れてみたい場面、イタリア風しみじみ人間模様をいくつかピックアップしてみたいと思います。

 

コミュニケーション力

 

断然ありますね。言葉尻で伝えるのではなく、体とオーラで語ります。血管から言葉が迸り出ている感じ…。夕食時ゴールデンタイムに必ずある政治家同士のやり合い討論番組など見てますと、よくもまー堂々とそんな嘘が言えるなーなんていう呆れた場面に出くわすことしばしば、果ては見事な論法で正当化っぽくしてしまう、このように特筆すべきキャパシティが悪い方に出ている例は横に置いておくとして、自分の意見を相手に上手に表現する技術が物凄く高いです。ただストレートにいうばかりではなく、変化球型の表現や、エレガントに皮肉をいうのがとても上手いですね。なんと言っても感心するのは、お互い意見の違いがかなりデリケートなものであっても、それぞれを尊重して、後ろ指差すことに終始せず、必要以上のストレスを持たずに付き合っていける人間力は、本当に欧州人間主義の歴史を誇る、めちゃくちゃ深い何かがあります。まだまだ理解仕切れず、なかなか真似できませんが、なんだか凄いといつも思います。

 

自分の良いところを活かすキャパシティ

 

高校時代に、クラスメイトの男の子が、「君の足首がもう少し細かったらな」「ウエストがもう少し細かったらいいのに」なんて、無いとこねだりの表現で付き合っている彼女にアプローチをしていたのが、思春期の我が胸の内になぜか印象深く残ったのですけれども、イタリアに来てから聞くようになったセリフは、違う性質を持つものでした。「少しぽっちゃりでも、その丸みが君のチャーミングさだよ」とか、「ちょっと顔が丸いのがなんなのさ、素敵なブロンドの髪をしてるじゃないか」と、常に肯定的に素敵な部分に目がいっている、欠点指摘ではなく、良いところを見つめていて、その割合が多いから彼女は僕にとっての合格点!と考える傾向性があるのが、妙に新鮮な発見であったのを今でも覚えています。これは男女共にです。そして、確かにその精神は至る所に浸透しているのですね。

 

昔通った美術学校で、学生それぞれが彫刻の模写などに臨む中、模写なんだから十人の学生が10枚ほぼ同じデッサンを完成させそうなものですが、各人ずいぶん違った出来栄えなのに、教授のその褒め方がそれぞれに特化したものだったのが、「へー、それでいいの?」「そこが褒める所 ?」とびっくりなことばかりで、自分の中の枠組みをばらばらにされて、これまた新鮮な感動をもたらしてくれました。良い思い出です。

 

服の着方を見ても、決して本当に自分が望む理想的な服が今なかったとしても、あるものを似合うように上手に身につける努力をするのみならず、本当は補充したい何かがあっても、良い部分にフォーカスしていて堂々としているから、おそらく結局はトータル的に見ると、魅力的なたたずまいを実現出来ている、というのも良い例でしょうか。

 

見た目や年齢は関係ないさ

 

当然美男美女が得するところが多いのは、どこでも似たようなものですが、例え凸凹カップルでも、それぞれお互いに、堂々と自分が今彼/彼女といて幸せだ!という部分に意識が集中していて、自分は今幸せだー!という部分を軸にしているから、周りがどうみているかにあまり(ほとんど)エネルギーを使っていないあたりが、実に健康的でカッコ悪くないんですね。

 

イタリアでは、私はもうおばさんだから、ボクはおじさんだから、と言うセリフは聞こえてきません。何歳でも生きている限り現役というか、70歳をこえていらっしゃるマダム達、胸元のグッと開いた服お召しになっていますし、自分を綺麗に見せる色を知っていますし、目立つジュエリーを身につけています。男性軍もなかなかのもの。可愛い子でも通れば、80歳を超えたお爺様が、エスコートせんばかりに手をお貸しになられたりしますし、お年を顧みず、ナンパで有名だったお茶目な困り者の有名人お爺様もおりました。美しいものを美しいと堂々と言い、自分が美しいものに触れた感動を惜しみなく表現し、持ち前のダンディーさを発揮し日々の生活を謳歌しているように見えます。まあ何歳になっても、色気は人間として当然の権利と、当たり前に表現して生きていらっしゃる姿がとても素敵です。

 

 

 

食事は色気あるセッティングで

 

食事に呼ばれて各家庭を訪ねると、テーブルセッティングが素晴らしいです。お城のお姫様のそれみたいに、凝る人がけっこう多いです。食する時は聖なる時間ということでしょうか、もしくは、ホスピタリティからくる情熱でしょうか。その家の夫人たちから学ぶことは多々あります。貴族のお宅では、常に料理を盛るお皿は温めて出します。「毎回お皿をオーブンで温めないと主人はダメなのよ」なんてお話されていたマダムがおりました。まあ、そこまでせずとも、照明、小物やキャンドル、花と花瓶などを駆使してのおもてなし舞台演出が上手ですね、日常の食卓であってもです。流石イタリア女性たち。彼女達のあり方、オーラやエネルギーを感じる食卓、彼女たちの「色気度」を感じる瞬間。レベル高いです。

 

コーヒータイムが本当の商談タイム

 

2000年放映のジュリア•ロバーツ主演の映画、「エリン•ブロコビッチ」のワンシーンで、彼女と彼女の雇用主である弁護士が、ドナという女性被害者の家を訪ねた際に、さっさと帰ろうとする上司を押さえ込み、一杯のコーヒー断らずに頂いて会話を続ける、そこから話を聞き出す関係を築いていくシーンがありましたが、これは大事ですね。打ち解けるきっかけになる一杯のコーヒーは様々な意味を持ちます。バールに立ち寄り共にコーヒーを飲むのは、もう少し話をしたいから、もう少しデリケートな話を深めたいから、もう少し一緒にいたいからなどなど、シチュエーションにより大事な意味を秘めていきます。

なんと言っても、その次の機会に繋がりやすいのがメリットでしょうか。「今日は僕がおごるよ」「なら、次回は私が。」ありとあらゆる交渉に一役買う存在ですね。コーヒーの役割は偉大です。

 

例え、、、振る相手であっても、一杯のコーヒーを付き合う方が、おしゃれな感じがします。ほろ苦いコーヒーで余韻を残した方が締めるに好都合、諦めもつくかもしれないし、手のひらにあるカップの存在は、1人残されても、、、取り繕うのにきっと、功を奏するのです。

 

スマートだな.....。

 

 

 

 

 

 

| フィレンツェの日常生活★ 純子 | 23:56 | comments(0) | - |









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